ブルックナーが聴きたくなる季節になってきました。

指揮者にとってブルックナーを指揮することは最も高度で難しいことです。 このブログに何度も書いていますが、地面とか山しか見えていない指揮者には無理なんです。 ベートーヴェン指揮者にブルックナーの指揮は無理なんです。 戦車の操縦はできても飛行機の操縦は無理なんです。

ブルックナーは空を飛ぶ乗り物です。宇宙まで行きます。

ブルックナーの交響曲には空を飛ばない番外編のようなものがあります。 7番とか。これは飛ばないエピソードです。あくまでも番外編です。 めずらしく飛ぶのを休んでいるブルックナーのひとときです。 だから7番は初心者に理解されやすく受け入れられやすいんですね。 地上にいてメンテナンス中ですから。 でも7番はブルックナーとしては番外編です。 7番が一番好きというレベルだとブルックナーの本質はまだ見えていないし、ブルックナーとやらもいちおう聴いておこうかということであろうから、 見物客に過ぎず搭乗客ではないから、ブルックナーを積極的に聴いていこう乗りこなしていこうという気もないでしょう。

ブルックナーは1番から9番まで一気に通して聴いたとき、初めてやっと見えてきます。

一気にです。休日をすべて捧げるのです。1番から9番まですべてつながっているんです。ブルックナーの交響曲がすべて「つづく」で終わるのもそういうことです。ほとんどの指揮者はこのことがわかっていません。

1番は「ひとつの壮大な交響曲」の第1楽章であるということ。9番は最終楽章であるということ。1番は第1楽章に過ぎないんです。7番は第7楽章に過ぎないんです。すべてシーケンシャルに連なっています。あえて「連峰」とは表現しません。ブルックナーは「飛びもの」であって「山」ではないからです。このことがわかってきたらブルックナーのかなりを見ていることでしょう。

0番は1番と2番の間に入ります。一気に聴くときはそのシーケンスで聴いてください。すべて 1st Version で聴いてください。とくに4番。1st Version で聴かないとブルックナーの本質はけっして見えてきません。それはブルックナーも言っていたことです。すべて 1st Version が決定版であると。そして 1st Version を人類が理解できるようになるには100年かかると。9番は第4楽章まであるものを聞いてください。ブルックナーの音楽のすべては9番の第4楽章のためにあったのだと感じるでしょう。だからといってショートカットして9番の第4楽章だけ聴いてみても天使は迎えに来てくれないでしょう。天使はきちんとした手続きを踏まないと降りてきません。プロトコルがあるんです。

書き終わって気づいたのですが、この記事はブルックナー関連の記事として 222 番目に書かれました。エンジェルのサイン 222。

関連記事:
https://artrec.homeunix.com/news/classiclog/search?q=ブルックナー

222 の意味: "Angel Number 222, What Does It Mean?"
http://www.ask-angels.com/spiritual-guidance/angel-number-222/

topic: classic
first posted: 2017-09-20 11:12:28
last modified: 2017-09-20 13:48:56