あの垂直尾翼がなかったら、あそこから七面鳥撃ちされることもなかった。 ギガントはパーフェクトな全翼機に仕上げられたはずなのだ。 設計者の見識に不足があった。 基本形もファルコを大きくしただけではないか。
-- あの世のレプカ

インダストリアのギガントの話です。 industria gigant

全翼機のあそこにあんなバカでかい分厚い垂直尾翼をつけてもヨーイングの安定改善にはほとんど役に立たない。モーメントがほとんど取れない。重くなるだけ。空気抵抗がふえるだけ。機体の横滑りを防ぐ以外のメリットはない。むしろ横風の影響を大きく受けることになる。ヨーイングの安定なら翼端に垂直尾翼をつけたほうがいい。ドーサルフィンのような垂直尾翼が境界層板を兼ねるようにすれば合理的。気流の横滑りのフェンスになる。機体の横滑りのブレーキにもなる。全翼機のヨーイングは垂直尾翼よりドラッグラダーで制御したほうが合理的。機体の横滑りは全翼機の宿命で、むりに抑えようとして大きな垂直尾翼をつけてしまうと全翼機のメリットがなくなってしまう。現実的にはバルカンのように垂直尾翼は必要だが、ギガントくらい大きいともう垂直尾翼などつけてもあまり意味がないということになってくるだろう。あれは「蛾」がモチーフなのであるからなおさら垂直尾翼はいらない。かといってあの垂直尾翼をとってしまうと、なんだかアイスラッガーの無いウルトラセブンのようでもある。ギガントは垂直尾翼の空気抵抗が大きくて速度が出ないという説があるが、あれだけ分厚い翼の空気抵抗にくらべればたいしたことはない。あんなとこにあんな垂直尾翼をつけてもメリットはほとんどないのではないかということです。 合理的には超巨大なスパンローダーが答えになってくるでしょう。翼端はなんでもかんでも下げればよいというものではなくて、全翼機で翼端下げはデメリットしかない。デザインは難しい。理詰めだけではかっこよくならない。かといって合理性のないところには美も無い。

ということで実証実験機「理想のギガント」「レプカが死なずに済んだギガント」を作ってみるプロジェクト始動へ。

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topic: plane
first posted: 2017-08-23 21:22:57
last modified: 2017-09-16 21:15:06