いつもただ美学や精神的な工芸をひねくっているだけでなく、いつかは現実を形成することに協力し、いつかは真剣に責任をもって行動することにはげしいあこがれを、とりおき感じるのだった。だが、いつもあきらめで、宿命への服従で終わった。将軍たちや重工業家たちの言うことはまったくもっともだった。つまり、われわれ「精神的な人間」からは、何も生じやしない。われわれは、いてもいなくてもいい、現実にうとい、無責任な、才気に富むおしゃべりの集まりにすぎないというのだ。畜生め!かみそりだ
excerpt from Der Steppenwolf (デア・シュテッペンヴォルフ) 荒野のおおかみ

「荒野のおおかみ」は青春文学なんかじゃまったくない。ヘッセがこれを書いたのは 50 過ぎだから、並の読者なら 50 を過ぎないとほんとうには読めないと思う。いつ読み返しても応えてくれる本。

これはまったく「スターシードのバイブル」「ワンダラーのバイブル」ですよ。 この本の意味は 50歳越えないとわからないと思いますが、 本というものはそれ自体から言葉を超えた波動が出ている(と私は信じている)ので、 わからないまま読んでいても意義はあるんです。 このニューエイジ世代のバイブルは単なる反体制アウトロー青春文学だなんて思ってたら大間違い。 これはスターシード/ワンダラーへ向けて書かれた本であるということ。 老人が老人へ(オールドソウルがオールドソウルへ)向けて書いた本。

topic: philosophy
first posted: 2017-02-03 15:02:58
last modified: 2017-11-02 15:13:43