「安ワインを飲む」とは「添加物を飲む」ということ、基本的に。

「安ワインを評価するのは、高級ワインを評価するより難しい」ということを、はっきり知っておいてほしい。 安ワインは誰でも飲めるので、ブログなどで「酸っぱい!不美味〜」とか好き勝手なことも言われやすいわけです。 かといって誰も飲めないような高価なワインばかりのブログも、お金さえあれば誰でも書けるわけで、単なる自慢かなと。

安ワインも亜硫酸塩だけで作って欲しい。完全無添加はむしろ邪道。

そういう趣旨で安ワインを探すと違った世界になります。 使っているのは亜硫酸塩だけ。その他の邪道な保存料、安定剤(増粘多糖類)、酸味料、香料、糖類などを添加していない「正直ものの安ワイン」というのはなかなか流通しないんですよ。普通の消費者のお口に合わないので、安いだけでは売れない。

安いフランスワインはまずい。これは事実です。 しかし添加物のことを考えたワイン選びということになってくると、 この事実の見え方が違ってきます。 なぜまずいのか。 なぜおいしくするようにしないのか。 ワイン王国フランスは努力しないのか。 工夫できる技術はあるはずなのに。 それでいいのか。 そこにヒントがあります。

安いくせに高級感があって美味しいとかには裏があるわけです。 安いくせにコクがあったり重口だったり色がきれいだったりするのはなにかが入っているわけです。

ほんとのお買い得ワインというのは「優秀で正直者だけどまだ無名」の生産者と仲介者が値付けを間違えている場合だけです。 そのうち生産者と仲介者は値付けの間違いに気づきます。こういうワインは南イタリアにときどき見つかる。だから南イタリアワインはおもしろいということになる。ワイン通が南イタリアに行き着く理由はこれです。

安いくせにおいしいワインではなく「正しいワイン」を求める

「正しいワイン」はたとえ不味くても、頭が少し痛くなったり、喘息が少し出たり、そういう悪酔いがありません。ワインのジャスティスとはなにか。消費者には「正しいワインをつくるために必要な添加物」と「味をごまかすための添加物」をはっきり区別できる賢さが求められる。ここにもまた引き寄せの法則がある。

topic: food
first posted: 2016-07-16 17:00:28
last modified: 2016-07-16 17:28:57