音楽はただの癒しか太鼓持ちか?
音楽より自分があくまでも上か?
芸術鑑賞とは何か?
「もの」とは何か?
「こと」とは何か?

私と同じものを求めている場合に限り、私のリコメンドは意味がある。 ベートーヴェンやマーラーの延長を求めているならブルックナーは 7番だけ聴いていればいい。 でも「7番はあくまでも番外編であって本編ではない」ということを知ることができれば、 ベートーヴェンとは次元の違う世界があるのだということも知ることができるだろう。 クラシック音楽とは「骨董品」として美術館に鎮座している「もの」ではないことも知るだろう。 音楽には聴き方があるのだということも知るだろう。 音楽鑑賞者にはふたつのレベルが在る。 お客様としてただ聴くだけのレベル。 もうひとつは、作曲家といっしょに音楽をいまここに作っていくレベル。 作曲者と演奏家と鑑賞者で「音楽をいまここに現出させる」という「現象」において、 鑑賞者には、楽譜が読めるとか、作曲ができるとか、楽器が弾けるとか、小手先の技巧的なことは必要ないのである。 鑑賞者を見下しているような楽士は偽物である。大工は大工に過ぎないように楽士は楽士に過ぎない。 演奏家と鑑賞者の感受性や創造性が作曲者と共鳴・共感できる質とレベルかどうかが問題なのだ。 「響き」とは何か。

topic: classic
first posted: 2014-12-20 18:56:50
last modified: 2014-12-20 20:53:48