現実とはなにかを説明せよ。 自己実現系の教祖は信者に「現実を受け入れろ」という前に、現実とはなにかをちゃんと説明し理解させているだろうか。 そのことをすっぽかすから、ナポレオン・ヒルの勘違い系が量産される。 「想念で自分の想い通りに都合良く現実を変えられるわけないだろ、現実を受け入れよ」と身も蓋もないことを言っても後の祭り。 現実とはなにかがわかれば、受け入れるもなにもない。すべての苦しみは無知からくる。無知は永久に解決されない。ディズニーランドに来たからには、ミッキーマウスが気に入らないとか、すべて子供騙しじゃないかとか、文句を言っても意味はない。観念してすべてを愉しむしかない。想像力が試されている。想像することに意味がある。現実は恐ろしいほど精妙にできている詐欺である。 わたしたちはぼーっとなにもせず生きているだけで、なにかを処理し、なにかを創造しているが、自分たちがほんとうにやっていることがなにかを知らされることはない。気付くこともない。設計者としては、簡単に気付かれてしまうようでは困るわけである。そのような認識システムにおいて、成功も失敗もなにもない。

topic: philosophy
first posted: 2014-06-03 17:07:51
last modified: 2014-06-03 17:45:48