自分の打ち方を改善する努力から逃げる者に、 向上はありません。上手くなりたいと口でいうだけなら誰でもできます。「ただただ、あるがまま」などという話は上級者の場合です。 自分の納得のいかないことを言われたとき、 それをただ感情的に否定する姿勢では、自分の納得のいくことだけ、自分に心地いいことだけ、言ってくれる「都合のいい人」を引き寄せるだけです。改善はありません。 言われたこと、提示されたこと、これを観てといわれたこと、それらが、どういう意味だろう、なぜだろうと、頭を使って言われたことを咀嚼する作業も無しでは、どんなアドバイスもありえません。コーチは生徒のご機嫌取りや太鼓持ちではありません。 コーチは「生徒の成長ロードマップ」を想定し、そのロードマップにそって、いろんなことを用意し提示していくのです。指示ではない、提示なのです。いまその生徒に必要なことを、いま提示するのがコーチの仕事です。提示されたことに生徒がいちいち好き嫌いを言っても意味はありません。親の心、子知らずというか、すべてがその生徒専用のロードマップに従って生徒へ提示されているということを、生徒はわかってくれません。 ほとんどの生徒は浅はかです。なぜこれがいま提示されているのかを想像できないのです。 素直になることをコーチの奴隷になることであるかのように勘違いしているうちは向上しないでしょう。 撒かれた種を生かすか枯らすかは生徒のすることです。コーチにできることは種を蒔くことだけ。種に光や水を与えて育てて収穫するのは生徒の仕事です。

topic: tennis
first posted: 2014-05-23 14:55:51
last modified: 2014-05-24 20:43:22