懸案の「シンセグリップをレザーグリップに巻き替えれば問答無用に良くなるのか」という問題について。

例えば、昔の HEAD Prestige Classic 600 はグリップがレザーでしたが、今の HEAD Prestige Mid はグリップがレザーではありませんから、ついレザーに巻き替えたくなるわけですが、その動機に「レザー=本物、シンセ=コストダウンな代替品」という思いがあるわけです。これってどうなのというのが懸案です。

体験的に「もとがシンセグリップの場合は、レザーグリップに巻き替えない方がいい」という結論に至りつつあります。

バランスが変わってしまうこと。グリップの重さが約10gほど重くなる。結果的に癖っぽいラケットになってしまう。 トップライト過ぎになり、しなりが増えすぎてしまう。総合的なコントロール性能は落ちる。 バランスをとろうとしてフレームに鉛など張ってしまえば癖っぽさはさらにひどくなる。 私は「ラケットに鉛を貼るという行為に関して全否定する主義」なので鉛はいっさい貼りません。 バランスの変化に対する正当な解決は、グリップ内部のウェイトを10g減らすことですが、メーカーにしかできないことです。

上級者にとって大切な打球感情報も、シンセよりレザーが常に良いと言えないどころか、むしろ良質のシンセより低下する場合がある。

レザーにこだわるなら最初からレザーを巻いてあるラケットを選ぶべきではないかと。 HEAD Prestige Mid はシンセグリップだけど、とても優れた素材のシンセグリップなので、 レザーより総合的性能がそもそも良いのかもしれないということも考えられます。

「シンセは偽物、レザーが本物、というわけではない」という感じです。 これは「シンセストリングは偽物、ナチュラルガットが本物、というわけではない」というストリングと同じような話になります。

topic: tennis
first posted: 2014-05-19 16:59:49
last modified: 2014-05-21 20:50:29