「プロネーションはスピンをかけるために行うのではない」のではないか。 ここを勘違いしている人は多いのではないでしょうか。 フェイスのピッチを変えずに、フェイスをプッシュアップ(ブラッシュアップ)するには、人間の手首、肘、肩の構造上、プロネーションを入れないわけにはいかないということ。結果的にプロネーションになってしまうということであって、スピン自体はラケットフェースそのものの上昇運動でかけている。けっしてプロネーションでスピンをかけているわけではない。ここを勘違いしているのではないでしょうか。

もし人間の腕がプロネーション無しでラケットフェースそのものを固定ピッチで必要十分な速度で上昇運動させられるのであれば、それでしっかりスピンはかかるはずなのです。というか本当はプロネーションなど無しで固定ピッチ上昇運動させられるなら、そのほうが運動はシンプルであり、それにこしたことはないわけです。プロネーション無しの場合はフェイスの上昇速度を体軸の回転と脚のキックなどで実現するということになります。グリップはイースタンからセミウェスタン、あまり厚くは握らないようにします。この打ち方は「エバート打法」のなかに入ります。ということは「アガシ打法」でもあるわけです。アガシ打法はエバート打法の高出力バージョンで、打法的には同系です。プロネーション無しの場合、デメリットはフェイスを維持するための強い握力が要求されることです。体軸の回転力も脚力も大量に必要でエネルギー効率の良くない打法です。メリットは高い打点をフラットで高速に打ち抜けるということです。プロネーションに頼ったいわゆる軟式打ち(いまのトッププロの打ち方)は高い打点をフラットで打てません。

topic: tennis
first posted: 2014-03-07 16:30:04
last modified: 2014-03-14 22:24:54