ブルックナー5 は音楽のゴシック建築です。

なのでゴシックへの共感力・感受性が要求されます。

ゴシック能力

好き嫌いは別にして、ブルックナーの最高峰は 5 なので、これを鑑賞(登頂?)できるようになれば、ブルックナーをすべて鑑賞できるレベルに達してます。 初心者のうちは ブル5 なにがいいのかわからないと思います。荘厳だとは思うけど、どこをどうおもしろがればいいのか掴めないと思います。 それでいんです。最高峰ですから。いつか登頂できればいいんです。 ブルックナーがなんなのかあまり判ってない指揮者の演奏も多々あります。 ブルックナーをベートーヴェンの一種かなにかだと思っているようなレベルです。 ブルックナー指揮者とか世間で言われている指揮者もあてになりません。 その世間がブルックナーをあまり理解していないから、どのようなレベルで合意された「ブルックナー」なのかわかりません。 フルスペックな鑑賞には、対位法を追尾できる聴覚能力、ゴシックで3次元的な空間を認識できる能力(=ゴシック能力)が必要とされます。空間に萌える能力。力学性、運動性、関係性に萌える能力。ムーブマン鑑賞能力も要求されます。

1875 1st version
1878 2nd version
     = original version (Originalfassung)
1894 初演 シャルク指揮
1896 3rd version by シャルク
     = ドブリンガー出版譜、シャルク改変版
1930 ハース版 (1878 version) (原典版) (旧全集版)

とにかくシャルクという指揮者、
ブルックナーを理解できていなかった。
ブルックナーにしてみても、
指揮してくれる人がシャルクしかいなかった。
指揮者を選べる立場になかった。
とにかくあらゆることが
100年早すぎた。

ノーヴァク版(新全集版)はハース版を踏襲した。
そのためややこしい版問題は5番に関して存在しない。
しかし 1st version は存在する。

topic: classic
first posted: 2012-10-23 17:21:40
last modified: 2012-10-23 18:53:42