自宅のメインシステムは B&W 805 + ARCAM A80 です。 これでダンスタブルやパーセルやヴォーン・ウィリアムズやフィンジやブリテンを聴いている。 オーディオが先にあり、それに沿う音楽が決まっていくのか。 聴く音楽が先にあり、それに沿うオーディオが決まっていくのか。 いろいろな道がある。

大人のオーディオとは。 パワーを求めないのはもちろん、 低ノイズとワイドレンジを必死に欲張ることをしない。 それを求めすぎることで失われることのほうが重大な問題だと気づいている。 音場をきちんと現出させる。 音色を絶対に損ねない。 あらゆる混変調歪をとても嫌う。 そういう傾向が英国式オーディオには基調としてある。 英国式オーディオの表現する世界の根底にやはりガーデニング(英国式庭園)の美があると感じる。 「音のガーデニング」であるならば、最も重要なことは音場の表現性能である。 英国のオーディオはこの点に関して、ものすごくさりげなく高性能なのである。 わかっている人が作り、わかっている人が買う。 商売になりそうにはない。 しかしこの世界を守ろうとする信念を持つ少数精鋭の選ばれし者たちは存在する。 ささやかなるバトル・オブ・ブリテン。 世界のオーディオがガジェットで滅びようと、英国式オーディオの世界は地味に着実に質実に存り続ける。

topic: audio
first posted: 2011-08-07 09:56:47
last modified: 2011-08-09 21:10:16