加えてその業界が未来も存続できるだけの額が計算され利益として加わる。 品質と価格が比例しないのは当然であるということがわかっていない人がいる。 値段が表しているのは品質ではなく、あくまでもかかったコストです。

例外はあります。例えばCDです。 ポップスのCD1枚の値段とワーグナーのCD1枚の値段が同じであるからといって、 価値が同じではない。 どう考えても価値は同じではないが、 価値の算定が民主的に困難であるから暫定的にすべて同じ価値とすることで問題を回避している。 これは考えてみればすごいことです。 そのおかげで私たちはポップスと同じ値段でワーグナーやブルックナーが聴けるのです。 ワーグナーやブルックナーの演奏と録音にかかったコストを正直に計算し、 CDの値段にしたらとんでもないことになるでしょう。 価格は結果としての品質を表してはいない。

まちがった方向で開発しようが開発費はコストになる。 だから100万円のコードが1000円のコードに負けることもある。

150万円の中身が5万円くらいだと言って鬼の首を取ったような気分になれるならおめでたい。 残りの145万円はデザイン料、ブランド料、その世界の会費なのですよ。 その世界に住める人たちが納める税金です。 そういうことがわかってない人が多すぎる。 CD だってあの物質そのものは数百円である。 CD の2800円が高いと文句を言う人は、世界を旅して、才能を見つけ、発掘し、育成し、録音スタジオを建て、録音機器を揃え、録音させ、編集し、CDにし、売ってみる、ということを自分で一度やってみればよい。 魚だって自分で漁船を買って漁に行き命をかけてとってきてみればよい。

topic: audio
first posted: 2011-03-01 22:46:14
last modified: 2011-03-02 02:47:55