オーディオはインフラです。

玄人筋はCM系(CM1,CM5,CM8,CM9)よりむしろ600系を潔しと見る。 紺屋の白袴というわけではない。 CM系の妙な色気や飾りをB&Wらしくないと見る筋もある。 中途半端なCM系を買うくらいならがんばって800系を買いたい。 ツイーターが独立していないようでは本物のB&Wではない。 そうであれば600系のいかにも質実で英国的な合理主義こそかっこいい。

700系の廃止は残念です。 700系の発端となったのはCDM1SEでした。 700系はいくら売れても儲からない戦略モデルでした。 B&Wとしては700系ばかり売れてほしくなかった。 作ってみたらあまりにも良すぎた。 この価格帯としては良すぎるものをつくってしまった。 それがわざとなのかたまたまなのか。 とにかく700系は期間限定モデルになった。 この700系が存続していては800系が売れない。 700系は断絶させられたのです。 700系の悲しい歴史です。

CM系の「伸びが悪くちまちまとしているが精密感のある音、小音量では寝ぼけているが大音量で崩れにくい設計」はいかにも「音楽にあまり興味は無い、音しか聴いていない、大きい音を浴びたい中級オーディオマニア」向けなのです。 普通に音楽を聴きたい人はCM系など気にしなくていいのです。 安心して600系を選んでください。 そしてくだらないことに気を取られず音楽を聴いてください。 音質と音楽性が高次元で両立されていること。それがB&Wの美点です。 解像度や大音量だけ求める「局地戦用」なら他のスピーカーを選んだ方がいい。 音楽をよく聴く人ほどB&Wを選んでしまうのはなぜか。 ブレッド&バターのような存在のスピーカー、 ドメスティックでありベーシックでありシンプル・イズ・ベスト、 それが600系です。 600系で音楽に感動できないようならそれは音楽を聴く趣味ではない。

600系購入ガイド。 フラッグシップを選ぶこと。 現行の600系なら683ということになる。 音楽を聴くなら 685 がぎりぎり。 しかしとうとう600系も中国製になってしまった。 Made in England に拘るなら現行の600系は選べない。 旧600系(S3)までは Made in England だったのに。 そこが残念。

なぜCM系は音楽が縮こまり、600系は音楽が伸びやかに出るのか。 それはね、 (つづく)

topic: audio
first posted: 2011-02-25 20:58:42
last modified: 2011-02-26 17:25:22