が欠如しているとクラシック音楽を聴いて判らないという状況になる。 好き嫌いの問題ではない。 情報処理の能力の問題である。 好き嫌いはその後に出てくる話だ。 そこまで聴けていないにもかかわらず安易に好き嫌いを言うから感受性も成長しない。 情報量のレートが例えば 1000 ある音楽を、処理能力のレートが 200 の人が聴ける訳が無い。 情報処理のレートを 200 から 1000 に向上できて始めて鑑賞者の立場に立てる。 好き嫌いはそこからの話。

言語の場合と同じく、クラシック音楽鑑賞にもネイティブと非ネイティブがありうる。 演奏はもちろんのこと、聴くのだって大変な情報処理が脳に要求される。 子供の頃からやってないと駄目なのだ、 大人になってからクラシック聴いても駄目なのだ、 という説はいかにも強力で困ったものだ。 音楽はメタ言語なのだから当然と言えば当然なのだ。 英語もドイツ語も駄目だけど子供の頃からクラシック音楽を聴いて育ったようなある日本人が、 クラシック音楽を聴いて育たなかったようなあるドイツ人より、 クラシック音楽というメタ言語に関しては、ネイティブだということがありうる。

http://www.newsweekjapan.jp/special/2010/11/english.php 話せる英語のサイエンス http://www.newsweekjapan.jp/stories/2010/11/post-1810.php

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first posted: 2010-11-23 02:18:45
last modified: 2010-11-23 02:40:30