テニス・スクールの風景を眺めていて思ったこと。 大人になって始めるとなぜだめなのかが良くわかる。 大人の体には、余計な知識、変な制御ソフトウェアがインストールされてしまっている。 そこへテニスの制御ソフトウェアを無理にインストールしても競合してしまって動かない。 玉村豊男さんのテニスに関するエッセイには「大人になってからテニスを始めることがいかにたいへんか」が悲痛に綴られていておもしろい。

大人になってからテニス・スクールへ通う人への究極のアドバイスを捧げます。 それは右利きの人なら左手で始めることです。 テニスに関しては「左利き」に初期設定して始める。 ぜったいに生来の利き腕は使わない。 それしかない。 それとプロの試合のビデオを見るなら徹底的に集中して見ること。 中途半端に見て猿真似をしないこと。 ボールとラケットをどうインパクトさせるかが肝なんであって、 どう構えるかなんてことはどうでもいいのです。 必然的にある型に収斂していくというのは結果であって目的ではない。 へたくそによくあるのは「構えだけ猿真似してインパクト付近はめちゃくちゃ」というパターン。 こうなるとコーチにとってもっとも扱いにくい生徒ということになるから 放置プレイになっていく。

コーチにできることは、 すでに持っているものを湧き出させることだけではないのか。 外から教え込むことはできないのではないか。

初級者クラス(Aとか)はまだ救いが在る、 コーチさえ優れていれば、 あきらかにコーチに見捨てられた放置プレイでなければ。 しかし中級者クラス(BとかCとか)になるともう救いようがない。 そして中級者と上級者の間には越えられない大きく深い溝がある。

クラシック音楽鑑賞にもいろいろ参考になる。

topic: tennis
first posted: 2010-11-17 21:27:43
last modified: 2010-11-24 02:31:41