アマチュア テニスの目的は「打球感」と「弾道」だと思います。 国体の地方予選に出て勝つという目的もありますが、 試合に勝つというのは案外つまらないものです。

自分より上手い人に勝つことなんて絶対にありません。 だから勝ったところで達成感などありません。 そこには「たまたま相手が自分より下手だった」という意味しか無いからです。 しかも「相手はくやしがってるんだろうなあ、なんかわるいことしたな」と思ってしまいますから、 後味さえ悪いのです。

力が拮抗している同士での試合になら勝ってうれしいかというと、それもありません。 なぜなら拮抗していると言ってもアマチュアのヘタクソなレベルでの拮抗です。 拮抗それ自体に意味がありません。 頂上で拮抗しているわけではないのですから。

プロなら勝てばお金がもらえますが、 アマチュアはそれもありません。

とにかく、負けたらめちゃくちゃ悔しいのに、勝ってもそれほどうれしくない。 これでは割に合いません。 素人が目指すべきことはなにか。 「弾道の美学」はそのひとつではないかと思います。 自分のイメージ通りのボールが打てたときの快感がテニスによる癒しになります。 自分を制御できたという達成感。 勝ち負けに拘るのは下品なんだろうと思います。 勝ち負けは結果。瞬間が美。人生も弾道。

topic: tennis
first posted: 2010-10-30 14:57:31
last modified: 2010-10-30 18:16:54