赤は見えるけど青が見えない視覚では紫を認識できない。 作曲家が赤に青を重ねて紫を見せようと思っていても、 鑑賞者には赤の諧調としか見えていない。赤さえも見えていなければ白黒の諧調しか認識していない。 そんなレベルに自分がいることも知らずにああだこうだと評論ごっこをしても無駄だということは言うまでもない。 音楽の聴力、鑑賞力というのは、 楽譜を読めるとか、 ドイツ語がわかるとか、 音楽史の知識があるとか、 作曲家の人生とか背景とかを知っているとか、 本をいくら読んでいるとか、 自負があるとか、 趣味が良いとか、 そういうことに全く関係がないということを、まず知ることが必要な人が多すぎる。 評論家やオーディオ屋やオーディオマニアは解像度という言葉を安直に使いたがる。 本当の意味もわからずに。

topic: audio
first posted: 2010-05-07 12:55:14
last modified: 2010-05-16 22:25:22