単行本
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だからようするに「村上春樹は小説で音楽をやろうとしてる」んですってば。

そういう意味で実験的なの。 芸術級音楽の体験を小説で疑似体験させようとしている。 だったら村上春樹を読む時間で、 本物のクラシック音楽でも聴いたほうがいいんじゃないか? という話にもなる。それがジレンマ。 「音楽への愛のエッセイ」を、長編小説という形態に無理やりしてるんであって、 「音楽への誘い」とか「本物の音楽体験入門」を手のこんだ回りくどい方法で書いてるとも言える。 だから村上ファンは最終的に本物の音楽へ導かれなければ意味が無い。

最近の変化は、 そういうスタイルを脱却してドストエフスキー化しようとしているわけではないと思う。 人称が変わったくらいでスタイルは変わってない。 変えたら村上春樹じゃなくなってしまう。 人称の変化の意味は 「演奏家の立場から指揮者の立場に移りたくなってきた」ってことじゃないですか? あいかわらず「音楽をしようとしている」のは一貫しているようだけど。 より視点が上がってきている。 視点の位置がドストエフスキー級になってきたというより、 指揮者を志向したくなってきたから、 俯瞰的な位置と人称を使う必要が出てきたということ。

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2181298.html 村上春樹さんのよさはどこでしょう? 2009年06月28日 | 趣味  村上春樹さんのよさはどこでしょう?   村上春樹 | 1Q84 回答ピックアップ: あくまで魅力の一つとして、この作品を読む事で得られる、私達が生きている現実の世界と、村上さんが「ノルウェイの森」で創り出す現実的非現実の二つの異次元世界の、あるのか無いのかもわからない境界線の間を行ったり来たりさせられるかのような心もとない浮遊感、もしくは何が本当で何が正しい事なのかだんだん判断が付かなくなるような麻痺を伴う心の痺れ、そういった日常生活からは余り得る事のできない不思議な刺激とも言える心の揺れでしょうか。 スタッフから: 7年ぶりの長編新作『1Q84』が大ヒット中。 たくさんの回答はまさしくファンの生の声です。

topic: book
first posted: 2009-06-29 00:18:42
last modified: 2009-08-03 01:03:41