デジタルアンプは今のところ、 低音の解像度はすごい。 全体の情報量が少ない。 音場が狭い。 聴きやすいが、音が勝手に整理されすぎる。 スピーカーを選ぶし、 電源の質がそのまま音に出るから、 環境によってごろごろ音が変わってしまい、 音質の評定が難しい。

よくできたバイポーラ採用のアナログアンプは、 しっとりなめらかな質感で聴いてて気持ちよく、低音の伸びと解像度が優れるけれど、 どうしてもホールの空気感が希薄なので、ふわっとした生々しさが出ない。

パワーMOS-FET採用のアナログアンプはバイポーラの逆。 低音が弱く軽いが、フォーカスがシャープで、 音の切れ味、スピードが生っぽく、空気感がよく出る。

真空管アンプは出力トランスの音と真空管自体の振動による音の濁りがあるので、選択肢に入りません。

お金持ち向けでもない、中級オーディオマニア向けでもない、「音楽ファンのためのシンプルなオーディオ」を標榜しているので、 LINNとかジェフ・ロウランド CAPRI+102 とかで済む案件であっても、 10万円ぐらいのアンプでいい音を出してくれないと困ります。 浮いたお金でCDを買うために。 音楽ファンはCDに1000万円くらいかかりますから。 「CDは結局お気に入りの100枚程度になる」 「CDは100枚あれば十分」というジャズ評論家がいますが、 それは結果として言えることです。 その100枚に出会うために3000枚くらい買ってるわけです。 その3000枚を忘れてしまっては困ります。

topic: audio
first posted: 2008-07-22 13:32:02
last modified: 2008-10-23 15:56:42