オーディオアクセサリーに手を出す暇と金があるなら、もっと音楽を聴こう。 なぜプラスティックのものが標準になっているのかよく考えてみよう。 音楽に疎いオーディオ屋があれこれ交換して試聴してろくな判断ができるわけがない。 B&Wがあの部分で悩んでいることは事実かもしれない。 素人が下手なことして良くなることはまずない。 すべてはバランスの上に成り立っている。 初級者や音痴のオーディオ屋にはそれがわからない。 10万円かけてブラス製にしたところでブラスの色が付いて派手な重い音になるだけ。 オーディオファイル的にはおもしろい音になるが、音楽性が低下する。 そういう変化をよしと思ってしまうのは音楽に疎いからだろう。 ついでにキャビネットもブラスでつくって販売したらどうか。

フェイズプラグを無垢のアルミやブラスにすると、ユニットの発生するエネルギーが増えるから、キャビネットの負担も増え、キャビネットの振動による混変調が増える。プラスチックのプラグはエネルギーの抜け場所にもなっていると思われる。プラグを無垢のブラスなんかにすれば、ユニットのエネルギーの抜け場所が少なくなるから、ユニットにキャビネットが負けてくる。音の抜けが悪く、重く鈍い音になる。音楽の楽しさ、躍動感が低下する。逃げ場のないエネルギーがいつまでも残って悪さをする。力の抜きかたのへたくそな音になる。 艶が付いたり、解像度が上がる部分もあるが、下がる部分も出てくる。 音色も良くなる部分もあれば、悪くなる部分もある。 音場は広く深くなるが、音の癖、音の重さが音楽性を損なう。 総合的にはプラスティックが、音の抜けがよく、へんな固有音が付かず、へんなエネルギーの集中がなく、鈍い音をひきずらず、音楽性においてベストということになる。 B&W の音楽性は、他の解像度至上モニター系スピーカーにはない傑出した美点であるから、 それを失っていいわけがない。解像度だけが命というなら最初から ATC でも買えばいい。

Signature 800でさえ付属のサンドブラスト表面処理アルミブロックより、プラスティックのほうが音楽性は上である。音楽が楽しく生き生きと出てくる。Signature 800でさえそうなのである。 銅やブラスにすれば、固く重くすれば、なんでもうまくいくということではないのである。 そんな単純な話ではないのだ。音しか聴いてないようなオーディオ屋にはわからない世界が厳然とある。ヴァイオリンがブラスでできているような音になっても、オーディオ屋は、音が良くなったとか言いそうである。

それと、B&W には大きな内振りセッティングがいいなんてことも誰が言いだしたのか。 普通にセッティングしよう。

B&W 用フェイズプラグなんか売ったり買ったりするのは素人と心得よう。 そんなことやってる暇があったら、もっと音楽を聴こう。

ちゃんとしたオーディオ屋なら B&W用フェイズプラグなんか扱わない。

topic: audio
first posted: 2007-08-12 21:35:35
last modified: 2009-06-18 00:51:17