PS3 のファームウエア・アップデート Ver1.9 が2007年7月下旬に出ましたが、これもすごい。 PS3のデジタルフィルタがすごいことになってきた。 月刊で無料のアップデートができるのはコンピュータの PS3 ならでは。 オーディオ機器ならこうはいかない。

参考 http://homepage3.nifty.com/kanaimaru/PS3/0fa13.htm

しかしまあ、PS3 はディザ加算方式とノイズシェイピング方式を聴き比べできるプレーヤーになってしまったよ、あーあ、どうしよう。

20ビットとか24ビットで録音すれば、CD用16ビットの信号へなんとかして変換しなければなりません。 この変換方法は大きく分けて、ディザ加算式とノイズシェイピング式があります。 16ビットで録音すれば、この変換処理は不要です。 昔は、この変換処理系が良くなかったので、20ビット録音は音が悪いと言われていました。 この変換処理系の性能が良くなった今では、 変換処理を避けるためにあえて 16ビットで録音するより、 24ビットで録音して後で16ビットに変換するほうが結果的に音がいい、 ということになってきています。

ノイズシェイピングは、20ビットや24ビットから16ビットへの変換(ダウンコンバート)によって発生するゴミ(変換誤差/量子化ノイズ)を人間の耳の感度が低い高音域に移動させる(ビットマッピングする)方式です。 ソニーのノイズシェイピング方式が「スーパービットマッピング(SBM)」です。分解能が良く、特に中低域の解像度がよい(低域側の量子化誤差が低い)とされています。音色より分解能を重視しています。積極的にマッピングするので信号の原型が崩れ、SBM独特の音色が付きます。これがSBM臭いといわれる要因になります。 ディザ(振幅成分)加算方式(揺さぶり方式)は、音色の変化(信号の原型の崩れ)が少ないとされています。 変換誤差(量子化ノイズ)が適当に分散霧消される感じ。耳障りにならない程度の小さな雑音成分は増えます。加算するディザ信号自体は可聴帯域外なので人間には聞こえません。分解能より音色を重視しています。

まあ、なんとなく判ったようで、実はよく判らない、と思います。 僕も詳しくは良く判りません。 ようするに、量子化ノイズという歪みを、別のノイズに変換してごまかすのか、高音域に移動させてごまかすのか、という2方式のテクニックがあるということです。 音として聞いて比べると、あちらを立てればこちらが立たずという感じで、 どちらを選ぶかは好みの問題とも言えます。 dmp を代表とする高音質レーベルはディザが好きです。 ソニーはノイズシェイピングが好きです。 SACD ハイブリッド盤の CD層は SBM である場合がほとんどです。

topic: audio
first posted: 2007-08-09 16:22:38
last modified: 2008-08-15 15:29:33