スピーカーが楽器なら、アンプは演奏者です。 極上の楽器でも演奏者が下手だと、音楽性は皆無です。 下手なアンプはいたるところにいます。 しかも下手にかぎって大きな顔をしています。 うまい演奏者なら楽器の質が低くてもなんとかなりますが、その逆は無理です。 だから玄人はアンプにお金をかけるのです。 お金をかけるとは、外れもいっぱい買うということです。 外れることを恐れないということは、CDを買うことにも言えます。 いい CD を 1 枚買うために 10枚の駄作を買う必要があるのです。 無用の用ともいいます。 ってなんだか、中谷文体みたいだ。

アンプは、音楽性、音場のパースペクティブと広さ、ノイズレベル、部屋の空気を変えてしまうほどリアルな鮮度感、小音量でのボリュームコントロール性能、どれかひとつでも欠ければ失格。 日本製は 40 万クラスのプリメインでもだめ。

逆に言えば、英国製薄型プリメインアンプ オーラデザイン VA100 EVの傑出した実力はプリメインのレベルではないと。 ハイエンドのセパレートアンプでも買わないと置き換えは無理ではないかと。 Jeff でも買えと。 しんどい。

ブリティッシュバジェットハイファイというテーマからそれちゃう。 セパレートには鮮度の低さという弱点もある。 思い切って Jeff を買っても満足できないおそれがある。 かなしい。

オーラデザインジャパン(Aura Japan)の Aura note はまだ試聴できていないけど、売れてるらしい。よかった。 「アンプ部は、Auraの傑作インテグレーテッドアンプVA-50の設計を踏襲しており、現在のオーディオにはない、瑞々しい鮮度溢れるあのオーラサウンドを現在に蘇らせます。」 ということらしいので、 Stingray 105 のようなことにはなっていないと思う。 しかし Stingray 105 のこともあるので 「VA50 の設計を踏襲」と言われても信用できません。一度失われた信用はなかなか。中身や基板を見ないと何とも言えない。 素子と回路が同じでも、実装つまり基板レイアウトでも音はずいぶん変わります。電源とコンストラクションでもがらがら音が変わります。VA100 はトロイダルトランスがアイルランド製ですが、そこまでこだわってはないでしょう。基板のデザインは難しい。経験と才能のある人がしないとだめ。VA50 の基板からなにから作った人を探して連れてこないと音質まで復元するのは無理でしょう。英国オーラデザインの社長だったマイケル チューはプロデューサーであってエンジニアではありません。あの伝説の英国オーラデザインのアンプ群を設計した人の名前を明かしている記事は存在するのだろうか。ふうさんなら知っているのかな。ユキムが知らないはずはないと思うけど。事情で書けないのかなあ。 オーディオ雑誌の編集者諸君、そういうことこそ、ユキムとかふうさんにつっこんで記事にしてくださいよ。そもそも B&W が英国オーラデザインを捨てる必要はあったのか。

オーディオ屋のサイトをあれこれ見て回ったけれど、どれもこれも記事が甘い。 カタログ引用して、華やかな音とか言ってるだけ。USB なんてどうでもいい。 しかし、検索結果の順位って役に立たなくなってきているなあ。 メーカーの公式ページが筆頭に出るのはいいけど、それ以下の順位がもうまったくでたらめ。昔はもっとましな順位が付いていた。

http://www.yukimu.com/products/Aura/note/a09a1/note.html

topic: audio
first posted: 2007-07-23 16:11:56
last modified: 2007-08-10 17:47:42