お金が余っていれば Arcam CD36T か Linn Majik CD を買えばいい。 値段と音質を考えて、もっとも完成度が高いのは Arcam CD73 だと思う。 オーディオ道楽から「いちぬけた」い超マニアにこそおすすめしたい。 CD192T なら Walfson DAC のアップサンプリングで CD が聴ける。 SACD プレーヤーは待ち。iLinkの付いてる 7万くらいのものをソニーが出さないから話にならない。

Arcam の本領はアンプです。 「ライバルは、リン、メリディアン、マクラーレン」と Arcam のチャーリー ブレナン社長は言った、というのをどこかで読んだ記憶がありますが、ほんとうのライバルは ジェフ ロゥランドでしょう。 ジェフが Zen なら、Arcam は Tao。

Arcam A80 と A70 は大人向けのアンプとして立ち位置がいい。
サンケンのバイポーラで SEPP、 非常に大きなトロイダルトランス、 という基本がしっかりあって、 電源のフィルターコンデンサーは小さめルビコンが 4つ、 シグナルパスの最短化、接点数の最小化のため、 入力切り替えリレーの直後にバーブラウンの電子ボリュームというのは、熟慮の上の思い切った大人の選択だと思う。
下手な機械式ボリュームより総合的結果は良いのではと思わせる情報量の多さ、初期性能を安定して維持できるのもいい。 レンジを欲張らず、しかし不足はなく、よく聴くと、上も下もどこまでも伸びているようでいて、音の良さをひけらかすことはない。何を聴いても音楽を損ねない。クリアーさと滑らかさと柔らかさが共存している。 Aura Designs のアンプとは違う意味で目から鱗が落ちた。 難航中の Aura Designs VA100 EV の後継機選びに光が射してきた。

お金があれば、アンプは Krell 400 か Jeff CAPRI+102 で充分だと思う。 下手な遍歴するよりも、最初から Jeff CAPRI+102 でさっぱり行くのが結局安い。 代理店に20万も30万も出すのが嫌だとか、 ブリティッシュオーディオにこだわるなら、 Krell と Jeff は選べない。 日本製のアンプは付帯音が多くて嫌だけど、 かといって Krell か Jeff かというのもなんだか、 という気持ちは良識ある紳士ならば当然だろう。 そんなところに Arcam のアンプはすっと通りがかる。

topic: audio
first posted: 2007-07-07 22:46:10
last modified: 2007-07-22 20:38:44