そろそろマルチチャンネルにも飽きてきた。というより懲りてきた。 サラウンドのスピーカーを片付けはじめたりしている。 サラウンドがフロントと同じクラスのスピーカーならつぶしは効く。 B&W 602.5 なら、シンプルな 2ch アンプと組ませて、別の部屋で充分活躍してもらえる。「B&W 602.5 を 6本 買って並べる、サブウーハーはいらない」というのがマルチの最終的解答ではないかと思う。 803 を6本なんてやってるとばちがあたるかも。 映画ならサブウーハーは必要になるが、 16万円以上の密閉型を買う資金がないなら、 サブウーハーは潔くあきらめよう。買うだけ無駄。

どうやったってマルチは、フロント 2ch の音が悪くなる。 サラウンド用のアンプの電源コードを抜くだけでも、 フロント 2ch のアンプの音が良くなる。 それから、理由は不明だが、なんとなく経験的に、 マルチにすると音場が、横と手前への広さは向上するが、高さと深さが出なくなる。 完璧に 2ch だけでやったほうが結果的には奥行きと高さが良く出る。深みのある音になる。

マルチ派の言い分だと、2ch は勝手な音場をつくってしまうと言うが、 しょせん音場など勝手なものである。 マルチで出ている音場だって勝手ではないとはいいきれない。 そもそも音場の正解などリスナーは知る由もない。 というより、音場に正解などない。 音場は、音源ではなくホールが作っている。 録音するホールが変われば音場も変わる。 だから録音エンジニアが居たホールで発生していた音場が正解ということでもない。

高さが出なくなる理由は、音源が増えることにあると思われる。 2ch のほうがシンプルだけに、予想外の位相ずれの発生確率が下がる。 録音側も再生側も、2ch の位相だけを完璧に制御すればいいから、仕事が正確になる。 結果は部屋次第というのが実は、位相管理的にはベストなのである。 音源を増やしたところで、位相管理できない要因が増えるデメリットが増えるだけである。 人間の耳が二つしかないのだから、音源も二つあれば充分なのだといえなくもない。 録音側と再生側で2chの位相を完璧に管理できるようになれば、 たぶんマルチは無駄だという結論になると思う、一人で聴くなら。

topic: audio
first posted: 2007-07-07 22:26:44
last modified: 2007-07-23 15:25:57